BD「Brindaavanam」(Telugu)

良作。全体的なバランスがとにかくよい。登場人物が相当に多いが、重要なキャラは存在感が大きく、そうでないキャラは出番が終わったらいなくなりはしないがきっちり存在感が薄まっていた、そんな感じ。エンターテインメントとして完成されている。

Jr.NTR。都会のボンボン役。格闘シーンなどで超人なのは相変わらずですが、非現実さ加減をそこそこうまい具合にごまかしていたように思います。これが若さと幼い頃から培われた体の使い方なんですかねぇ。また、余談になりますが昨年婚約、今年結婚されていたようです。私生活の充実ぶりが映画にも反映されていたのかも知れませんね。エネルギーに充ち満ちていた感じがします。

Kajal Aggarwal。踊りのシーンでは思い切って体を大きく動かしていて、それがまた身長の高さと手足がスラっとしているところとマッチして非常に映えていて美しかった。演技面では平均点を出ない域かなと思いましたし、また表情だけで表現するところは正直ちょっとがっかりでしたが、今後に期待したいですがどうかなぁ。Chinnadhoという曲の衣装は正直イマイチでしたが、ほかはよかった。

Samantha。Jr.の恋人役。最初出てきてその後は中盤過ぎるまで出てきませんが、演技面では目立っていた感じがあります。おそらく踊りの技術的な面ではKajalより上手なのではないかと思いました。吹き替えはタミル映画でもおなじみの声でしたのでテルグ語だということを除けば違和感はなかったです。

Srihari、Prakash Rajが兄弟役。メリハリがあり、また迫力に満ちた演技でした。しかしこれでまた2人とも46歳とは…。貫禄ありすぎ。

全体としてキレイにまとまっているし、細かいところがあまりわからなくても楽しめるだけのわかりやすいおもしろさのある映画だと思うのでオススメです。

http://cauvery-south-cine.at.webry.info/201010/article_5.html 日本語で内容解説
http://d.hatena.ne.jp/USA-P/20110411/p1
http://brunnen2.jugem.jp/?eid=184

映画本編。字幕無し。