映画「Thuppakki」

やや良。マレーシア、クアラルンプールで公開初日(11月13日)に観賞できました。超満員の映画館入口前を抜けて、ほぼ全員がインド人な満員の観客とみる映画はまた楽しい経験でした。料金は特別料金のためRM13。通常はRM10くらい。英語字幕あり。

http://www.cinema.com.my/cinemas/cinema.aspx?cid=597 みた映画館

映画そのものはそれほど冒険するようなところもなく、標準的な脚本。対テロな物語のためやや暴力的な表現も散見されましたが、血しぶきがあるようなものではなく、冷酷に殺害されるシーンが淡々と表現されるようなもの。目立ったのは全体を通してコメディに冴えがあって、かなり笑いが取れていたこと。言葉がわからないために理解出来ない笑いもありましたが、それでも何度も笑えるシーンがありました。

気になったのは悪役の吹き替えがすごくよくなかった。本人による吹き替えだと思うんですが、声が二重に聞こえてきたりしてとにかくイライラしてしまいました。すべての場面でとまでは思いませんが、重要なシーンで目立ったのは気になりました。(追記:わざとそういう風にやってるそうです。ストレスになったけどなぁ。)

Vijay。ダンスは割と標準的な出来なのか、正直さほど印象に残るようなものはなし。Sathyanとの掛け合いなどはよく出来ていて、笑えるシーンにきちんとVijayもからんでいてそこはよかった。

Kajal。スポーツウーマンという役柄だったが、正直まったくそうはみえず無理があると感じた。とはいってもインド映画ではよくあること。気にすることはないでしょう。

Sathyan。台詞も聞き取りやすいし、演技も割と出来る。笑いもさえてるし近年ではかなりあたりのコメディアンなのではないでしょうか。まだまだ活躍しそう。

インド本国での評価もそこそこいいようですし、ブルーレイが発売されたらまたもう一度見てみたいと思います。

http://cauvery-south-cine.at.webry.info/201211/article_5.html