普通。キレイにまとまっているし演技そのものなども特に文句を付けるようなところはないが、ストーリー的にも起伏が乏しく、興奮したとか盛り上がったとかどきどきしたというところがほとんどなかった。
Kamal Haasanは一般人の役でしたが、一般人というには落ち着きがありすぎ感情移入しにくいところではあったかもしれません。普段脇役をやるような俳優さんが主役を張ってこそのストーリーなんじゃないかなぁ。基本的にずっとほぼ同じ場所で電話でやりとりするだけの演出でしたが、時間が短いので飽きるほどではありませんでした。
マラヤラム映画のスーパースター、Mohanlalが対するチェンナイ市警察本部長役。こちらは落ち着きがハマる役。リメイク元と比較するとキャラがでしゃばりすぎている感があるようですが、たしかにこちらが主人公であるかのような雰囲気でした。Kuselanのラジニみたいな感じかなぁ。もっと出番を減らして、全体の状況描写に時間を割いた方が物語が盛り上がったような気がします。
テロリスト、Ahamadullah役でわたしの好きな悪役俳優さんがでてました。いまだに俳優名がよくわからないのですが・・・。まあ速攻爆殺されてましたがｗ
若手刑事2名を演じた俳優さん、Ganesh VenkatramanとBharath Reddyがやたらがたいも良くて印象的でした。今後もちょいちょい出てきそうな感じがしました。
女っ気の全然ない映画でダンスもないのでインド映画的にはイマイチオススメしにくいですが、タミル映画にもこういうのがある、ということを感じるためには見て損はないのかもしれないと思います。そんな程度。
http://cauvery-south-cine.at.webry.info/200909/article_7.html 日本語で内容解説
http://en.wikipedia.org/wiki/Unnaipol_Oruvan
