昔レンタルビデオで見たものをDVD買って再見。以前みたときは非常につまらなく、「なんだこの映画」とまで思った記憶があるんですが、改めてみると「よくできてるな」というのが感想です。単純なエンターテインメント作品ではないので、そういったものを期待してみると「違う」と感じるのかなとは思いますし、わたしも以前はそう感じたのかと思いますが、奥深いいい映画だと思います。
ラジニの若さを非常に感じました。単純なヒーロー役ではなくはつらつとした演技。近年見る姿とはまた違っていたのでとても楽しめました。ダンスのキレもよかったｗ
マラヤラム映画のスーパースターMammootyがラジニの兄貴分として出演。初見の時はなにも考えず妙にいい俳優さんだな程度に見ていましたが、改めてみるとさすがの風格を感じます。マラヤラム映画まで手が回らないのであまりみることはないでしょうけども。
Shobanaも若くて美人。Sivaでもみましたが当時としてはかなり細身のヒロインだと思いますし、賛否はあるようですが今みても遜色ないのではないでしょうか。
Amrish Puriという俳優さんが敵役。日本でいうところの悪役商会みたいな感じなんだろうとは思いましたが実に悪そうな顔してすばらしい。どこかで見たと思ったらNayakの悪徳知事ですね。Babaにもでていたようです。
Nageshが脇役としていい味だしてました。
GeethaはMammootyの奥さん役。とにかく若い！当たり前なんですが。こんな若いGeethaをみたのは初めてだったので新鮮でした。
ただまあインド映画＝歌って踊るハッピーエンドのエンターテインメント作品、というのの路線からは外れる映画です。誰にでも薦められるというものとはちょっと違います。インド映画を複数みてこういった少しずれたものを受け入れられる素地のある人にのみ薦めたいと思います。Bheemaとかと路線的には似た感じかなぁ。
http://homepage3.nifty.com/pina/india/thalapathi.htm
http://www.bea.hi-ho.ne.jp/t-mac/Pages/darapati.html
http://en.wikipedia.org/wiki/Thalapathi
