DVD「Siva」 - 映画とか競馬の話

やはり古さはぬぐえません。元作が1977年でこの映画はそれのリメイク1989年公開。悪役がメイク等々まではっきりしている、いわゆるステロタイプなインド映画。見て楽しめる要素は満載なので、DVDを安く入手出来るようでしたら見てみる価値は十分にあるでしょう。

序盤は過去の物語。どうしてこうなった！のかを簡単に説明しています。

その後はラジニの独壇場。好き放題やりながらも育ての母親には逆らえない、実にインド的な息子を演じています。スタントマンですが、数々のアクションシーンは迫力がすさまじいです。危険すぎ。戦隊物でいうとレッドとイエローを半分ずつ。

中盤あたりからぼちぼちとRaghuvaranが登場。ニヒルで強くてストイックないい男。戦隊物でいうとブルー。

そして終盤は争っていた2人の誤解が解け、目的のために全力を尽くし力を合わせて悪を打ち砕きハッピーエンド。

撮影時ラジニは40前、Raghuvaranは30そこそこなのかな。それでも二人の息のあった演技、アクションはなかなかの見所です。お互い体もよく動いていてキレがいいです。

ヒロインSobhanaの天真爛漫なキャラがなかなかよいむちゃくちゃさ加減。これだけ突き抜けてると笑えました。時代的にもこういうキャラがウケてた頃なんですかね。衣装は普通かな。

最後の戦闘シーンですがもうランボー的な尽きぬけっぷり。ピストルもマシンガンも手榴弾までも登場するものです。爆発シーンなども派手ですので楽しめるでしょう。

コメディ担当はJanagarajですが、イマイチ存在意義がよくわかりません。中途半端で微妙かなぁ。