DVD「Bheema」

うーん、深い。オチのもって行き方が予想外で善玉ギャングが悪玉をつぶしてめでたしめでたしなんていう単純な話ではなかった、という付け方でした。

全体としてみると詰めの甘いところも目立つ気もしますが、なかなかの意欲作ではないでしょうか。あとはもうVikramの超人的な身体能力に尽きる、という感じかな。見せ場大量にあります。Prakashrajの演技も端々で光りました。

ヒロインTrisha、女性らしいかわいらしさとちょっとしたズルさみたいなのもよく出ていました。キャラ的には女性的なところが目立ちつつもギャングの争いにおいて(一般人だから当然ですが)非力さを見せるためのキャラだったかな、と。それでも登場回数も多くあのオチには驚かされました。Trisha出演作としてみると、絶頂期の1出演作にすぎないかもしれません。扱いはイマイチな感。

Raghuvaranが悪側ギャング親玉の役。撮影時既に体調を相当崩していたんでしょう、動きの少ない演技でしたが、さすがの演技力。迫力満点の表情とセリフ回しでした。

ソングシーンはダンス少なめ。見せ方としてはこういうのもアリかな、と思いますがもうちょっと舞台装置とかではなくダンスで見せ場が欲しかったかなとも思います。でもまあ十分なんでしょうけども。

単純なようでいて対率軸が3つあるというちょっとわかりにくいところもある映画でしたが、わたしは満足できました。出演俳優さんで誰か好きな人が一人でもいれば見て損のない映画でしょう。誰にでも…はすすめにくい感じがちょっとあるかなぁ。

http://cauvery-south-cine.at.webry.info/200802/article_2.html
http://en.wikipedia.org/wiki/Bheemaa