BD「Kaavalan」

普通。まずまずよく出来ているとは思うし、オチにも意外性を感じつつもキレイにまとまっていた。ただ、Vijayらしさが薄いし、Asinにも以前ほどの魅力を感じなかった。元々はマラヤラム語映画で、それを同一監督でのタミル語リメイクだったようです。Vijayファンとしてみるとイマイチといわざるを得ない。

Vijay。ここ最近ヒット作に恵まれずすっかり評価を落としてしまっているVijay。この映画も悪くはないと思いますが、特によいというほどでもなかった。やはりリメイク作品は映画にもよるでしょうが、もっと特色の薄い役者さんが向いているのではないか。Dhanushみたいな。次はオリジナル作品(だと思う)Velayudham、その次はヒットした3 idiotsのタミル語リメイクですが、オリジナル映画がやはり勝負ではないかなぁ。

Asin。以前は声がキンキンしているようなところがあったんですが、それもありませんでした。落ち着いた演技でよかった。ただ化粧が変わったのか年を取ったのか、以前ほどの光り輝くような魅力があまり感じられなかった。ダンスシーンでは衣装の工夫なのか、脚がやや短く見えるのをうまく隠していたように思いました。

音楽も普通としかいいようがないがどちらかというとややネガティブ。印象に残る曲がほとんどなかった。ダンスもステップなどでらしさを見せているところはあったと思いますがなんとも地味目。

映画そのものの完成度は高いと思うが、出演者の個性を生かし切れていないのではないか。見てないので何ともいえないが、特にVijay、Asinのファンだというのでなければ見られるのならば元作のマラヤラム語映画を見た方がいいのかもしれない。

http://cauvery-south-cine.at.webry.info/201102/article_1.html 日本語で内容解説
http://munmun.moo.jp/archives/2011/05/kaavalan-the-bodyguard.php