Gola Golaでの踊りがことに有名なテルグ映画の「Ashok」ですが、DVDを買ってみてみました。
映画そのものは複雑な流れのない素直なアクション映画。主役のJr.NTR、ヒロインのSameera Reddyおのおのの若々しさがあふれる良作でした。深みとかは特にないですが、十分満足できるでしょう。終盤のアクションシーンがとにかくすごいですし、序盤の爆破シーンもめちゃくちゃ派手でした。
ただ、Super35という撮影方式のせいなのかDVD制作時の都合なのか、2006年の映画にもかかわらずワイド対応になってませんし、画質が残念でした。特に画質は細かいところで荒さが目立ち、またカメラマンが下手なのかなんなのかわかりませんがぼけたりするようなところが散見されて非常に残念。ソングシーンで目立つ気もします。ズームインするときに下は余ってるのに上が少し見切れてしまっていたり、これまでカメラワークが気になる、なんていうことはほとんどなかったのでどうも違和感がありました。キャストの動きを把握しないまま指令通りに単純にズームしてる、っていう感じなのかなぁ。色も全体的に褪せ気味な感じでよくないですし、音声もDTS非対応で正直よくないです。
あとは字幕、タイミング、字数などはよいんですが字体が荒くて見にくい感じ。Jr.NTRもPrakash Rajも割と早口なので台詞回しがわりと早い場面があって、そこは字幕も文字が多めの割に流れるのは早いですが、ぎりぎりの速度ですかね。字幕の字体は2007年制作のYamadongaのDVDではよくなっていたので販売会社の問題なのかなんなのかわかりませんが。制作会社はこれがKADで、YamadongaはTolly2Holly。
俳優さんではSonu Soodがいい悪役っぷりでした。チャンドラムキでみたときにはまさかこんなになるとはなぁ、という感じです。チャンドラムキではただ立っていて、後半で格闘してただけですからね。演技はまだまだかなぁと思いますが、キャラ的にはうまくすればRaghuvaranのようなところにまでいけるんではないかなぁ。
Sonu Soodの母親役の女優さんはSivajiの母親役の女優さんでした。今回は悪役ですが、いい悪役っぷり。ただ過去にインド映画をみたことがないとここまで強権を母親がふるう、その状況に違和感を感じる日本人は多そうかな、と思います。文化の違いですけども。
主人公の父親役はPrakash Raj。タミル映画外のPrakash Rajは初めて見ましたが大俳優さんですしね。安心の演技力。
あとは下記のドミドミ日記にもありますが、終盤子役の子が非常に迫力のある演技。Sonu Soodの弟に脅されて、それを跳ね返すシーンもなかなかの迫力でした。
なかなかみるのは難しいでしょうし、見たいと思っていた人はもう見ちゃってるだろうと思いますが、見ても損はしないでしょう。
http://en.wikipedia.org/wiki/Ashok_%28film%29
http://domidomipiyoman.at.webry.info/200711/article_8.html 日本語で内容
