1978年の映画です。当時ラジニ28歳。もーラジニが若い若い。ラジニが悪役から主役に転じて、人気を決定づけた作品だそうで、ラジニお気に入りの一本だそうで。最後の最後にお約束と思いながらもいいシーンがあります。
相手役というかライバルというかの役がSarath Babu。日本でも公開された「ムトゥ」、DVDが販売された「Annamalai」などでおなじみというほどではなくても「見た顔」。この映画の方が相当に前ですが、インテリを好演してました。
映像そのものの見せ方などが近年の作品とは相当に違って、その大きな差をみるだけでもなかなかためになるというか、楽しめました。
「昔はこんなんだったんだなー」
という感じ。
1978年というと映画ではスーパーマンの初代がアメリカで公開され、前年制作のスターウォーズが日本で公開されてた時代。年末にはルパンの劇場版映画第1作が公開。そう考えてみてみるとなかなか時代を感じるものがあります。
古いフィルムなだけに音声にノイズが激しくのったり、映像が乱れたりするシーンもあります。これは仕方ないですよね。
間に挟む、音楽のシーンの使い方もかなり違います。はっきりとしたダンスシーンも１つありましたが、他はイメージビデオみたいなのとか色々でバリエーションに富んでます。ラジニのダンスも演出次第でどうにでもなるといういい例ではないでしょうかね。
曲は当時のヒットメーカーIlaiyaraaja。現在も現役ですし、日本でDVDが販売されているラジニの「ヴィーラ」などでも作曲してます。
Rahmanよりもインド音楽色が強いという感じですかね。年齢的にも当然っちゃー当然ですが。
ちなみに妹のValli役はShobhaという女優さんですが、当時16歳。子役出身。18歳のときにインドの最優秀女優賞を受賞するほどの女優だったようが、早世してるんですね…
http://en.wikipedia.org/wiki/Mullum_Malarum
http://munmun.moo.jp/archives/2002/09/tmsn_kl-rajni.php
