映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」

水曜日1000円の劇場で朝一、みてきました。それでも90番で、100人くらいいたのかも。わたしが普段みる映画ではちょっと考えられない人数です。

驚異的な出来。序はやっぱ序で、こっからが本番といった感じ。TV版の踏襲的な部分ももちろんありますが、批評サイトなどでもありましたが、たしかにほぼ新作といっていい内容。TV全部見て、今でも「みようかな」とちょっとでも思う人は間違いなく劇場で見た方がいい作品です。

もちろん難癖つければそれなりにあるでしょうし、個人的にはアスカの出番が少ないとか、扱いがちょっと不満だったりとかありますし、尺が短いのに内容が多すぎて、初めて見る方は展開についていけないであろうという点もたしかにあります。でも全体的に見れば些細なこと。

年月を経たせいなのか、ゲンドウの「よくやったな」にものすごい重みを感じました。TV版ではそんなに感じた記憶がないので、経験分なんですかね…

あとは効果音にいちいち新マンの音がまざってて、最初の制作会社ロゴの時点で笑いそうになりました。電話の呼び出し音とかね。

しかしオタクといわれるような人が欲望を突き詰めて、突き進んでくと究極的にはここまでいきつくことができた、という最高の例なんじゃないですかね、庵野監督は。

blu-rayさんが「先が気になる」という感想でしたが、わたしはどちらかというと満足感の方が大きくて、じっくり先を待ちたいという感じでした。どっちにしろ時間かかるでしょうから…

http://www.cinemaonline.jp/review/geki/8539.html 激映画批評 85点
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2009/06/post-486f.html