映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」

並。あくまで4連作の3作目。アニメーションのクオリティ自体はさすがの出来だが、話としてはつなぎの感がアリアリ。既存のファンは見るべきとは思うが、新規を引き込めるかという意味では微妙。

ただ、全2作と違って完全新脚本なので見応えはあった。わかりづらいのは相変わらず。新ネタがおおすぎてまた解釈の議論に長い時間が費やされそうです。

個人的にはアスカの出番が多かったので見ていて楽しかった。アスカとシンジの関係が男女逆転な感じなのが気になったけれども。

坂本真綾のメガネっこはチョイ役といった感じ。キャラを活かしている感じはあったが影は薄い。

渚カヲルというキャラは本当にすごく活かされている。短い時間の登場で見ている側にも深く入り込んできて、そしてあっという間に去って行く。TV版でも思ったが、あらためて制作陣のすごさを感じたように思う。

あと、現在劇場で上映されている「絶賛上映中」の予告は内容出し過ぎ。未見の人は見ない方がいいんじゃないでしょうか。