映画「ぼくが処刑される未来」

並。決して悪くはない。よく出来たVシネという感じ。

CGなども割と違和感なく使われているし、ライダーのような格闘シーンがあるわけではないので派手さはないがその分落ち着いて演技を見られます。

主人公はフォーゼの弦ちゃん。弱気な青年役でしたが、フォーゼでの役と違った感じの役なのでみていて面白かった。

もう一人、メテオ役の役者さんもハッカーとして登場。”ダブル主役”といえるほどではなかったように思いますが、特に違和感はなかったかな。もうちょっと色々動き回ってくれるとよかったように思います。

小西博之さんが迫力ある役。いやらしい感じを前面に出す役柄をよく演じていて、すごくよかった。

舞台装置は予算の少なさが目立つようなところもありましたが、エキストラの配置や撮影角度を工夫してるようなところもあってあまり空虚な感じは受けませんでした。

脚本が意外に凝った作りで、考えさせられるものがありました。映画館で見るほどではないかも知れませんが、DVDなどでみても十分楽しめるんじゃないかと思う話でした。

http://cinemassimo.livedoor.biz/archives/51811445.html 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評 40点