やや良。
約3時間もある大作。結構おもしろいしよく出来てるんですが、宇宙ものだから理屈が理解できないことがどうしても多い。また昔みていた近未来的なSFに比べると、なんとなく想像できちゃう近未来な世界観なのでみててのわくわく感がいまいち弱い感じはしました。
ストーリー的にはまずまずではないでしょうか。
なんていうか人間ドラマの部分が想像のつく範囲でちょっと物足りない感はあった。会話できる相手はAIもってるロボットだけというステーションの中で、宇宙空間で調査をしながら20年待ってたといった状況でのキャラクターがでてくるんですがさらっと流されてました。どう考えても相当追い詰められると思うし、色々変化があって不思議ないのにも関わらず何事もなかったかのように流されたのには不満が残りました。
全体的としてはよく出来てるので普通にみて十分楽しめるとは思います。
個人的にSFもの、宇宙ものというともっと革新的なものをどうしても期待してしまうので、想像の枠を超えない範囲での映画だっただけに若干不満は残りました。
そういう意味ではガタカみたいに前時代的なものと近未来的なものが入り交じってる世界観だと、色々おかしくてもなんとなく飲み込めてしまうのかもしれない。
http://movie.maeda-y.com/movie/01927.htm 超映画批評 55点