すばらしい。しかし完全にお子様お断り。大人向けの上質娯楽映画。
銀行強盗が立てこもるお話なので、舞台となる場所が非常にせまく限られています。それでも映像的にはカメラワークやライティングで印象を変えたりしてみせているため、飽きることがありませんでした。
登場人物はそれなりに多いですが刑事、犯人グループ、そして人質が主。犯人グループはっきり顔をさらすことがほとんどなく、また序盤から人質と混ざってしまうために区別がつきにくいですがそれもまたストーリー上の重要な要素のため映画に引き込まれました。
デンゼル・ワシントン。頑固な刑事役。最後にはちょっと小ずるいところもみせていたと思いますが、なかなかカッコイイ役。
キウェテル・イジョフォー。この映画の後アメリカンギャングスターでもデンゼル・ワシントンと共演しますが、わたしはそっちを先に見たので「おっ」と思ってしまいました。両映画とも補佐役なので影はやや薄いですが、なかなかおいしい役なのではないかな。
ジョディ・フォスター。悪徳弁護士役。いやらしい笑顔がにくらしいほどすばらしい。
