映画「行きずりの街」

やや弱。ベストセラー原作の映画ですが、話の流れがわかりにくい。原作を読んでないのであれですが、主人公役仲村トオルが元・塾の教え子を探しにトラウマのある場所にまで遠出して探しにいっている状況などが唐突すぎて「なぜ」なのかがまったくわかりませんでした。オチの部分も弱いと思ったし、見せ方も古い。典型的な日本のTVドラマの映像手法な気もしますが、正直どうかと思う。

主人公を中心とした登場人物の関係図が微妙に複雑で、序盤はそれがわからないまま筋がすすみ、だんだんとそれがわかってくる。そのこと自体は普通だと思うが、序盤がやや冗長で訳のわからなさがちょっと膨らみすぎた感じがします。眠くなるほどつまらないということはなかったですが、終始「??」という気分でした。

登場人物で気になったのは元妻役小西真奈美の特徴的な顔。口の小ささがなんか気になりました。

あとは土建屋の用心棒、ボクサー崩れのチンピラ部長役窪塚洋介。こんな役がハマってしまうのも寂しい気がしますが、いやらしい感じがよく出てました。

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