映画「白雪姫と鏡の女王」

並。ここのところ続けて白雪姫ベースの映画が公開されていましたが、そのうちの1本。当初日本でも公開予定なしということだったように思うんですが、見たいと思っていたので無事公開されてよかったです。誰もが知っているストーリーを使って、それなりにみられる映画にはまとまめられていたと思います。エロくもグロくもないし、誰もが気軽に楽しめる安心な作品。

白雪姫役リリー・コリンズの眉毛の太さには最初かなりびっくりさせられました。演出だったんだろうとは思いますが、話が進むとどんどんキュートに見えてきます。その変化具合もまた楽しめました。

悪の女王様役ジュリア・ロバーツ。もっともっとはっちゃけてくれてもよかったのではないでしょうか。あくどいことしている割には詰めの甘さが目立つような感じで、その辺は全年齢向けということで抑えたのかも知れませんが、ちょっともったいなかったかも。

気になったのは、セットの狭さ。CGだろうと思う遠景以外に出てくる場面は割と角度が限られていて、出演者の数はそれなりにいたように思うんですが同じような背景ばかりで少し飽きました。たとえるなら舞台演劇っぽい感じ。

衣装を担当されたのが石岡瑛子さん。ジュリア・ロバーツの派手な衣装、リリー・コリンズの清楚な衣装、共に旧来のイメージを残しつつ現代風にアレンジされていてよかった。場面場面で色合いがガラっと変わって見ている側を飽きさせない色使いが印象的でした。