映画「リアル・スティール」

並。クオリティは高いしよく出来てはいるが、だからといってどうということはない映画。

ヒロインはエヴァンジェリン・リリーですが、物語が完全に親子間で進んでいくのでほとんどチョイ役といってもいい程度の出演。ぱっと見でものすごい魅力を感じるようなところも正直ありませんでしたが、それでももったいない扱いだった。もう少し何とかならなかったのか、もしくはそもそも必要な役だったのかどうか。

格闘ロボットのモーションやCGについては文句なしによく出来ています。ただ、あのサイズのロボットが格闘して、実際に壊れた金属片とかが飛んでくることもあるのにリングサイドの防護設備とかはなさすぎじゃないのかと思いましたが、細かいことは気にしてはいけないんでしょう。

わかりやすい映画であくどいところもないので安心してみられるでしょう。頭を使わずに楽しんでみるにはいい映画だとは思いますが、映画館で見るほどでもないかな。背景暗めのシーンが多いので、DVDよりはBD向きかも知れません。

http://movie.maeda-y.com/movie/01624.htm