映画「Engaeyum Eppothum」

マレーシアのSentulにあるLotus Five Star Sentul Cineplexという映画館でみてきました。料金はRM10。場所の把握が甘くてかなり迷いましたが、なんとかたどり着くことが出来ました。英語字幕あり。客10人くらい。

俳優陣は地味め。かろうじて女優さん2人だけ見た記憶があるかな、という程度。それでもまったく不満なく物語を堪能できました。上映開始後に映画館に到着して入場したので、冒頭のバス衝突部分はみられませんでした。それでも事前にストーリーを調べていたので終盤まで飽きることなく見ることが出来ました。どこまでいっても弱気で押されまくりなJaiがなかなかにかわいかった。

基本的には衝突する2台のバスの乗客の人生を垣間見ていくものです。2組のカップルの物語は十分楽しめましたし、それ以外の登場人物もなかなかに見所のあるキャラクターが多く飽きさせません。ちょいちょい衝突のシーンが挿入されるのも衝撃的ではありますが、最後に破滅が待っているのにもかかわらず、その時点では平穏を誰も疑わない、という感覚を表現するのには役立っている感じでした。

輪タクシーに乗り合いするシーン、直前にマレーシアで乗ったタクシーが本当にそのまんまそんな感じの乗り合い状態だったので「ああ、やっぱこういうもんか」なんて思ってしまいました。インドではよくあること(なのかな?)。

必見と言うほどではないかも知れませんが、一風変わった感じのタミル映画。ヒーローものばかりではなくこういう映画もある、というのを見るにはいいんじゃないでしょうか。

http://cauvery-south-cine.at.webry.info/201109/article_3.html 日本語で内容解説