映画「ミスター・ノーバディ」

傑作。よくこれだけややこしい話をここまでキレイにまとめたな、というのが一番の感想。同時並行で3つの話が進みますが、きちんとわかるように描き分けられているので迷うことなく理解することが出来ます。

人生に於ける分岐点、そのいくつかを別れた先はどう違っているのか。それを何パターンか比較して描きつつ、人生の最初と最後も描いていました。その終着地点では宇宙にいったいなにがおきるのか。そういったスケールの大きな映画でした。

非常に哲学的な映画で自分の人生にとどまらず、この世界そのものなどについてまで考えさせられました。

漠然としているところもある映画なので、好き嫌いは分かれるかも知れませんがいい映画。オススメです。