BD「Paiyaa」

きわめて普通。でも主役とヒロインの演技の質がよいためか、飽きずに見られました。

2時間半ほどの時間のうちかなり多くの時間が主役とヒロインのみが登場している車での移動シーンと車内の映像で占められます。使い回しじゃないかという短いシーンもありましたが、あまり気にならずに風景や会話などを楽しみつつ次々と事件が起こるために飽きませんでした。

主演KarthiはSuryaの弟ということですが、確かに似ているところがありますね。ただものすごく光るものを感じる!というほどではないかなぁ。

ヒロインTamannaahは演技がよくなってきた気がします。以前からよかった喜怒哀楽以外にも細かい仕草や表情などがうまくなった、と感じる部分がありました。

ムンバイでの主人公の友人が、AyanでTamannaahの兄役だったJeganという俳優さんでしたが、ヒンディー語でたらめだったのね。タモリの中国語マネみたいなものなのかな。前後半で変化が大きく、なかなかコミカルでよかった。


このソングシーンのセットが正直しょぼすぎる。ソングシーン各種でここだけがちょっと。他はダンスの質、人数はそれなりで特筆すべきほどどうということはありません。場所選びがよいのか風景はよいです。

色々ツッコミどころも多いし、そこの部分人数そんなにいらないだろう、というものもかなり多いですが、全体としてみるとまずまずの映画に仕上がってると思います。監督の力よりも演技者の力がでたのかもしれません。Bheemaのような深い映画をまたこの監督には期待したいところです。

あとボーナストラックとして監督、主演、ヒロインのインタビューが入ってますが、英語字幕すらありません。なので内容がまったくわからず。Tamannaahの地声が聞ける、というくらいかなぁ。でも特典つけるのはいい傾向。今後も期待したい。

http://cauvery-south-cine.at.webry.info/201004/article_3.html 日本語で内容解説
http://en.wikipedia.org/wiki/Paiyaa