映画「君が踊る、夏」

普通。東映の映画なので失礼ながらもっとしょぼいかと思っていましたが、良くできていました。ただ、オチがゆるいというかあまいというか。ボヤっとした感じでイマイチでした。

メインのストーリーは、主人公がカメラマンを目指す話と小児がんの女の子が病と闘いながらよさこいで踊る話の2本立て。並行して進む2つの話が最後に収束するんですが、なんかこうスカっとしない終わり方で不満が残りました。どういう形だったら自分が満足したのか、というのもなんとも説明できないんですがモデルになった女の子が現存していることによってゆるいエンディングになってしまったのかなぁ、と思います。また監督がインタビューで「お涙頂戴物にはしたくない」ということをいっていましたが、それにしてもぱっとしなかった感じは残りました。

東方神起の曲がテーマ曲となっていますが、悪くはなかったかな。特に印象に残るほどでもありませんでしたが。

あとは登場人物、よさこいのグループに加入するメンバーもみなイケメン、スタイルの良い美人揃いでさすがにちょっとファンタジーすぎてひきました。それと台詞が方言バリバリだったんですが高島礼子などはさすがの安定感がありましたが、若い俳優さんはちょっと力入りすぎていて感情を捉えづらかった。今の若い世代もあんなに方言多用するんですかね。

チョイ役の俳優さんはとにかく豪華。カメラマン役藤原なんちゃら、柳沢慎吾等々…。DAIGOはからみなどでなかなかよい味を出していたと思いますが、だからといって俳優が向いてるのかなぁ。他に適役はいなかったんでしょうか。ウィッシュとかもういいよ。

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