なんか映画ばっかりみてる気もしますが、まあそれはそれとして。
非常によかったです。原作真保裕一さんの本をたまたま読んだ直後ということもあって興味を引かれてみてみましたが、満足のいく出来でした。
舞台は主にローマとナポリ。ローマでは観光スポットであるスペイン広場、コロッセオ、更にバチカンなどが何度も登場し、旅行に行ったときのことを思い出し懐かしく見ることが出来ました。
織田裕二さんはいつもの通りだとは思いますが、安定していてよかったです。
また、天海祐希さんのスタイルの良さはすごいですね。身長もかなりあるので迫力がありました。演技の方はともかく。
あと戸田恵梨香さんの演技がよかったです。キャラがよかったのかな。なかなかおいしいキャラでした。
殿下は全権大使で悪いことはないんでしょうけど、どうもオール電化CMの間抜けな役ばかり最近みていたせいでちょっとイメージが…
佐藤浩市さんは個人的にはあまり役柄にあってないと感じました。誰がいいとはいえませんけども、ちょっとズレてるというかやさしすぎるように思います。「ザ・マジックアワー」のイメージなのかなぁ。
劇中にサラ・ブライトマンのコンサートシーンがあるんですが、そこの映像がどうも眠い感じでフォーカスも甘く見えました。そのあたりを中心としてどうも全体的に映像がテレビっぽいというか劇場映画っぽい感じでないところがあり、そこは不満でした。せっかく物語に入ってるのに気が散るというかなんというか。
犯人グループの外国人の台詞が緊張感なくてイマイチ。地元刑事役のおっさんは非常によかっただけに残念でした。
でもまあ2時間超の時間を短く感じましたし、十二分に楽しむことは出来ました。誰にでもオススメできる良作でしょう。
http://movie.maeda-y.com/movie/01322.htm 超映画批評 90点