BD「スカイ・クロラ」(米国盤)

救いのない話だなーというのが感想です。表面は暗くないのに、中身は真っ暗な映画かなと思いました。

理想的な世界を構成するために、人為的に作られた常態的に犠牲になることを強いられる部分、そこを描いた作品です。いいとか悪いとかはなんともいいにくいですが、よくはできています。完成度はさすがのものがあると思います。考えさせられる映画です。

原作付きなのでよりそういう面が目立つのかも知れませんが、いわくありげな含みを持たせたセリフが多いです。終盤になってそれが「そういうことか!」と一気に氷解する感じです。

セリフもそんな聞き取りづらいところは少ないです。一部本業声優さんを除けば俳優さんばっかりですが、「これはひどい」と感じるようなものは少ないです。ただ、US版なので飛行中の英語会話の部分が日本語字幕で当然無いのでその点はつかみづらいところがありました。ただ、セリフそのまんまの字幕はあるので、ポーランド語で会話してる部分の英語字幕とあわせてなんとかごまかしました。

特典映像もかなり長いので、かなり楽しめました。

日本版との主な違いは音声が6.1chではなく5.1chになってるところ。聞き比べたらおそらく違いがあるでしょう、当然ながら。ただ、ヘッドホンで聴いている環境なので実勢価格差が2倍以上あることを考えると、日本版は高すぎるなという感じです。

http://sky.crawlers.jp/tsushin/ 公式
http://movie.maeda-y.com/movie/01151.htm 超映画批評 60点
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_2cd6.html

今みたら半月ちょいで$6も下がって今$16.99になってます。みるんじゃなかった…。でもまあ海外のAmazonはUSもUKも値動きが割と激しいので仕方ないですよね。そう思うほかありません