なかなか楽しい映画でした。いい役者さんそろえてる割にはわりとこぢんまりまとまってしまってる感じがあって、なんとなくB級臭がするようなところがあります。Wikipediaの記事的にも少なめで、評判イマイチだったのかなというのもわからないでもない感じかな。でも悪くない作品です。
序盤、中盤、終盤と核となる話が変わり、特に終盤にかけては飽きることなくたたみかけられる感じでした。逆にいうと序盤ちょっとダレてる感じがありますが、流れとしては悪くないんではないですかね。
主演Vikramはいつも通りの安定したいい演技でしたが、コンビとしてPasupathyがものすごいいい役、そして演技。キャラとしてもなかなかいい味だして全体の流れを作ってて非常に良かったです。父親役のManivannanもよかった。セリフまわしが早いので字幕表示が短すぎてちょっとつらいところもありましたが、全体としてはそれほど問題ない感じ。
外国人からみるとAsinの感情の機微がイマイチ理解できないところがあるように思いましたが、それもまたインド的恋愛なのかなぁ…
コメディ担当はVadivelu、出番も多く活躍してました。ダンスもなかなか。音的にはいいリズムの言葉回しがありましたし、セリフ回しもたぶんおもしろいんだろうなぁという感じですが、言葉わからないのでなんともいえないのが残念です。
最後きっちり？ピンチをしのいで悪役を倒し誤解を解いて和を取り戻してハッピーエンド。定番といえば定番ですが、満足できました。
http://en.wikipedia.org/wiki/Majaa
（追記）
なんというかBGMの使い方などが最近みた他の映画と違い最初から妙な違和感がありました。TVドラマっぽいっていうか、いまいち「映画」っぽい雰囲気を感じなかった。
ミス？でカメラのフォーカスがあまいシーンがあり、演出だとは思えない感じの甘さ。ビデオと35mmの差のような、軽さも少し感じました。作品そのものもノリは軽い作品なのでちょうどいいのかもしれませんが、「Anniyan」のあとにみるとちょっと拍子抜けするようなところもあるかもしれません。「Bheema」はどうなんですかね？
