映画「チェイス」(Dhoom:3)

並。映像的な水準としては過去のインド映画と比較しても相当な高水準だとは思うが、ストーリーの陳腐さは何とも言いがたい。悪くはないが大きくはおすすめしづらい。

アーミル・カーンは相変わらず若々しい。演じ分けも見事で、文句ないパフォーマンスを発揮。邦題にもなってる「チェイス!」というのがふさわしいくらいバイクと車のチェイスシーンが出てくるが、目的と手段をはき違えてるんじゃないかというくらい過剰。冒頭のシーンには必要性を感じるが、それ以降はいらなかったんではないかなぁ。

ヒロインは一応カトリーナ・カイフだが、ストーリーへの絡みは大してなしのちょい役といってもいい程度の露出。美人かつ長身のモデル型で迫力がありすぎて、この映画におけるキャラクターとしては合ってなかった気がする。激しいダンスシーンや派手なアクションのサーカスシーンがあったため、こなせる人物ということでキャスティングされたんではないかと思うが、主人公の片割れが好きになるタイプかというと疑問が残る。昨今ボリウッドの映画ではこの手のタイプが人気あるのはなんとなくわかりますが、わたしの好みでもなかった。

ダンスシーン自体はインド映画というとよく批判を受ける唐突な挿入などもなく、ストーリーに絡めたもの。「ここでなぜ?」と頭を悩ませるようなことはないでしょう。

オチがいまいちすっきりしない。よくあるパターンともいえるが最後いきなりなぜダムなのか。街をバイクで走り回っていたはずなのに、偽ニュースに釣られてダム板へでも飛ばされたのかというくらい突然の場面展開だった。

3作目ですが1と2はみていないので、継続してのギャグみたいなのはまったくわからなかったのもちょっと残念でした。

http://movie.maeda-y.com/movie/01934.htm 超映画批評 65点
http://entertainment.rakuten.co.jp/special/bourbonne/ <PR企画>ブルボンヌが参戦!!映画『チェイス!』座談会!
http://matome.naver.jp/odai/2133354263517811701 【アジアで最もセクシーな女性】カトリーナ・カイフが踊りまくる動画と画像のまとめ
http://bollywoodmovie.blog.fc2.com/blog-entry-208.html 『Dhoom/チェイス!』シリーズのウダイのアレを数えてみた