やや良。良質な娯楽作品なので安心してみることが出来ると思います。余韻やあとに考えさせられるポイントといったものはまったくないので、深いことを考えずに単純に楽しむとよいでしょう。話自体もまとまっていると思うので、物足りないかも知れませんが、もやもやするようなところはないでしょう。
ジョニー・デップ、アンジェリーナ･ジョリーを楽しむ映画といったところですかね。アンジェリーナ・ジョリーの衣装がちょいちょい替わりますので、その辺も楽しめます。ジョニー・デップと同年代であるトム・クルーズ主演の「ナイト＆デイ」の様にシーンがめまぐるしく入れ替わることもないので落ち着いて見られるでしょう。しっとりした感じといったところでしょうか。ある意味対照的。
空撮で広い範囲を映したベネチアの風景は確かに美しいとは思うんですが、いかせんシーンででてくるところが少ないというか範囲が狭い。高級ホテルのダ二エリなど非常に限定的です。ボートを使った水路でのチェイスなども夜のため場所がよくわかりません（ヨーロッパは暗いので）。もっと観光案内かよ、といわれるような場所の使い方をしてもらいたかったですが全体の尺も短いので仕方ないのかな。
http://movie.maeda-y.com/movie/01560.htm 超映画批評 75点
