映画「アルゴ」

やや良。最寄りの映画館は22日で終了だったので、みにいってきました。

基本的には実話。おおよそ実際に行われたことを基本に映画も構成されているようです。映画を見たあと原作本の後日談あたりを少しだけ立ち読みしてみましたが、色々脚色されていることや盛り上げるために事実とは異なることを描いている部分もあるようです。まあ映画ですからその点には文句はありません。

うそみたいで荒唐無稽な実話を、作り物である映画でいかに本物っぽく見せるか。よく出来ているのは間違いないと思うんですが、話がキレイにまとまりすぎているせいなのかなんなのか妙な違和感がありました。こういう映画はオチがわかっていてもハラハラするものだと思いますが、最後の最後にイラン側の行動に疑問を感じてしまってわたしは納得できませんでした。そこは脚色された部分だったようですが、気になりました。

軟禁状態に置かれた人間の精神的な切迫感をもっと深く描いてもらいたかったように思います。救出作戦実行までに説明するべき状況が多すぎて描ききれなかったのかも知れませんが、救出される側が時間と共に段々と追い詰められていくような描写が足りなかったように感じました。

エンドロールで実際の人物との比較写真が出されますが、よく似せてるなーと思わされました。特に男性陣。

二度三度みられる映画ではないとは思いますが、見て損はないでしょう。