映画「仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦」

やや悪。みていてちょっとダレました。実際前の席で見ていた男の子も途中で飽きてました。その後派手な格闘シーンがあったのでちょっと盛り返していましたが。

今回の映画で大きな役割を果たしていたのはディケイドとゴーカイジャー、それとフォーゼとゴーバスターズ。相変わらずテレビシリーズは一切見ずに映画だけみているので、そもそもディケイドとかいわれてもよくわからないんですが、Wの更に前とかなんですかね。正直ターゲットとしている子どもたちは、ディケイドのこと自体わかるんでしょうか。その点も疑問。

改めてヒーロー同士が対決していくという構図そのものは悪くないと思うんですが、そのためにバックに悪の組織を含めていくというのは正直頂けないのではないか。子供向けであるべき番組で、善悪の対立構図をはっきり打ち出してる以上一部個人的な関係で親密さを打ち出すのはまだアリだとしても、組織丸ごとというのはさすがにね…

途中で明らかになる対立の理由もちょっと笑えましたが、完全に子供は置き去りなネタでした。それに最後の対決シーン、ヒーロー全員が勢揃いするのはいいんですが、いくらなんでも大杉。あそこまでやるなら相手の悪の組織側はその何倍かの人数を揃えてくるべきで、おそらく予算などの理由もあってその規模を出せていなかった以上やるべきではなかった。オチへの流れも唐突で正直どうなの?と思ったし、脚本そのものに大きな欠陥があるとしか思えない。

素直に現行最新作と1つ前の旧作、それにぼつぼつゲストという程度に出演ヒーローは抑えて映画は作った方がよさそうだな、と改めて思わされる映画でした。

それと前回の映画にも出てきた野球仮面。今回は声が永井一郎ではなかった。その点もがっかり。あまりにもすぐ退場させられたし…