公開直後に見たんですが今更ながらの感想です。平日昼間の回でしたが非常に混んでいました。
並。ろくに下調べしないで見たために実話だとは知りませんでした。最後に実話であることと実際の映像が出てきますが、改めてみてみてもよく出来てるなとは思いました。しかし、わたしはCIA、FBIの違いやホワイトハウスなどとの関係性もよくわかりません。その辺の説明をわからない人に向けてはしていなかったように思いましたのでその辺に不足を少し感じました。
映画はいきなりマレーシアのクアラルンプールからスタート。この前いったばかりだったのでちょっと驚きつつ楽しめました。交渉相手に出てくるのはたぶんインド系の富豪。ピスタチオ食べてましたが、なんからしかった。パキスタンからの武器密輸とかいった流れでしたが、その辺もいかにもという感じ。
そんな流れは序盤だけで、ホワイトハウスからの圧力がひどくなる終盤には陰鬱な展開が待っています。その後の展開がどこまで事実だったかについてはもちろんわかりませんが、アメリカが自らの都合のいいようにイラクを持って行こうとして、失敗した結果被害を受ける多数のイラク人がいたことは忘れないでいたいと思います。そして日本がその戦争を支持していたことも。
ブッシュ政権がイラクに攻撃をふっかけたのに改めて正当性がなかったということを世界に知らしめ、記憶に残しておくのに役立つ映画でしょう。