クオリティ的にはやはりパイロットフィルムの寄せ集め、編集ですから本番のコンサート映像にはかなわないだろうと思います。それでもマイケル本人のパフォーマンスの高さ、全体の完成度を高めようという強い意志、ファンを大切にしようという心、また自らがコンサートで伝えたいというメッセージをスタッフ全員に理解させようとしていたことなどが非常に良く伝わってきました。これが”King of POP”といわれる所以なんだな、と改めて感じさせられる記録映画だと思いました。
構成的には通常のコンサート編成なんですかね。トーク部分などにメイキング、その他映像を置き換える形で作られているような形。本番のコンサートが当然ながらより高いクオリティで行われたであろうことを考えると、実現しなかったことが残念です。
日本公演をみにいった方などだったらより感動するんだろうなぁ、などと思いました。少しだけ上の年代ですかねー。改めてショートフィルムなどを見てみたいと思わされる内容でした。