BD「Villu」

色々指摘するところはあるけども、一言で言うととにかくおもしろかった。劇場公開後のレビューでひどい評価だったりするところもあったのでちょっと不安でしたが、まったくの杞憂でした。シーンごとの整合性はもうちょっと何とかして欲しいと思いましたが。

こまけぇこたぁいいんだよ!!(AA略

ってことでしょうか。終わってみればご都合主義的な復讐ものなんですが、前半と後半で雰囲気がガラっと変わります。後半だけでストーリーを一気に完結させてしまっていて、前半はあとから考えてみるとその付け足しという感じにみえなくもない。まあわりとよくあるパターンですけども。ただ、その凡庸ともいえるストーリーをここまで見事にエンターテインメントとして完成させられる、Prabhu Devaのセンスというか技量に感服します。

気になったところは
・VijayがNayantaraのおしりに手をやるシーンでAsinがチラっと映る。
 ホントチラっとだけ。あれ?と思ったので巻き戻したらやっぱりAsinでしたが。
・Prakash Rajの最初の登場シーンの最後、セリフに問題があったのか一言だけ吹き替えになってるところがあるんですがまったくの別人。違和感がありました。
・Nayantaraが終盤手前くらいまでは魅力全開で大活躍なんですが、最後の最後二人が結局どうなったのかが描かれていないところはやはり気になります。
・Vadiveluのコメディが今まで見た中では最高ともいえる出来。CGとのからみもあるし、マンガ的な表現をリアルにやってるシーンなどがあり相当に苦労しただろうなと想像出来ます。Kakka Kakkaのパロディは爆笑ものです。
・ダンス1曲目、Kushbooの後ろにただ立っていて、その後一緒に去っていく男性は誰なんでしょうか。妙に気になります。
・またGeethaか、という母親役。もはや安心して出た瞬間に母親視出来ます。今回は義理でしたが。
・あとダンスシーンでの衣装の色。あまり見たことのにないような組み合わせのものに目が引かれました。非常に印象的。

http://en.wikipedia.org/wiki/Villu
http://cauvery-south-cine.at.webry.info/200902/article_1.html
http://munmun.moo.jp/archives/2009/03/villu.php