非常にイマイチな映画でした。元になっているというミュージカルなどを知っていればまた違ったんでしょうか。
数々の出演女優さんはとても豪華ですし、主人公もちょい悪っぽくて非常にかっこよい。個々のエピソード、それに伴う演出そのものはとてもよく、またバラエティーに富んでいるので上映時間は2時間程度ですが「ながい」と感じることはなく観賞することができました。それでも、全体を通してストーリーがないに等しいと言っていいほどで、いったいこの映画でなにが見せたかったのかというのが正直全くわからないままエンディングを迎えてしまいました。最初からダンスと歌のみを楽しみに行くつもりであれば良かったのかも知れませんが、あくまで映画を期待してしまったのが失敗だったんでしょうか。
個人的には正妻役のマリオン・コティヤールがよかったと思います。が、現実ではグリーンピースのメンバーなんですね…。
あとニコール・キッドマンはちょっと浮きすぎていたかな。世界観にそぐわないというか、まあいつものニコール・キッドマンではあるんですが。絵的にはSchweppesのCM動画と同じイメージではないかと思いました。
とにかく歌とダンス等の映像的な演出はよかったです。それだけ。