BD「ゴジラ(昭和29年度作品) 」(米国盤)

傑作。これはもう間違いない。いまでは子供向け娯楽映画になってしまった”怪獣映画”とは違う、まったくの大人向け。第二次世界大戦での敗戦後平和を誓った日本からの、当時各国で進んでいた新兵器開発への警鐘とも思える反戦映画。

白黒映画であるためもあって、島での暗闇の恐怖感がすごいです。また見ている側も視界が効かないなかで、ゴジラの出す足音や声などには恐怖を感じられるのではないでしょうか。

ゴジラというある種人間が引き起こしてしまった自然災害に対して、なにができるのか、どう対処したらよいのか。科学者である芹沢博士、元婚約者山根恵美子などそれぞれの立場で考えさせられるものがあるのではないでしょうか。

特撮技術監督・円谷英二の神がかり的な仕上がりの都市ミニチュア、それが惜しげもなく爆破、粉砕されるところは本当に美しく迫力があります。

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