BD「ベクシル −2077日本鎖国−」(米国盤)

実に日本ウケしなさそうなフルCGアニメだな、という感じ。”アニメ”として見るとウケなさそうですが、映画としてみればすばらしく良くできています。

未来世界ですからどっちにしろ嘘が入るわけで、それをどこまでやるのか、というのが監督の采配いかんになるんでしょうが、非常にスキのない映画だと思います。映像特典で監督インタビューなどが入っていますが、意図がよく説明されています。よく嘘をつく場合には本当の物で固めてそのなかに少しだけ大きな嘘を混ぜ込むとうまくいく、というのをよく実現してるんではないかなぁ。CGですが。

一番気になったのが主役の声、黒木メイサが叫んだ最後の決めのシーン、そこだけ違和感を感じました。迫力が足りないというのかなー。

話の流れ、映像の見せ方は非常によくできていて、2時間弱の時間をまったく飽きることがなく見ることが出来ました。

映像の作り込みも非常に細かいのでブルーレイでみることをオススメします。

http://www.vexille.jp/
http://movie.maeda-y.com/movie/00946.htm 超映画批評 65点
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%AB_2077%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%8E%96%E5%9B%BD